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「競泳水着」2012年シーズン、各社の新作が出揃う素材重視から機動性強化へ

来年2012年シーズンに競泳のトップ選手が着用する水着の新モデルが出揃った。国内の主力メーカー4社—ミズノ、アシックス、デサント(ブランドは「アリーナ」)、ゴールドウイン(ブランドは「speedo」)が発表した競泳水着の新モデルはいずれも世界水泳連盟(FINA)の承認を受けており、オリンピックや国際大会などの公式試合で着用し出場することができる。2012年のロンドンオリンピックを視野に入れた各社の新モデルの特徴は何か?

開発、差別化の焦点はスイマーのサポートに移行
4年前の2008年に開催された北京オリンピック。それに先駆け、同年前半には出場選手を決める選考会が各国で行われた。欧米の国内選考会では当時の世界新記録が次々に生まれた。新記録を出した選手の多くが英国ペントランド社グループのspeedo社(スピード=日本の代理店はゴールドウイン)の水着「LZR RACER」(レーザーレーサー)を着用していた(基になったモデルは07年発表の極薄布帛素材を使用した「ファストスキン FS PRO」)。それまで水着の素材として主力だったニット(編物)組織から布帛(織物)素材へ同ブランドが大きく舵を切ったモデルだった。それまではニット主体に、スイマーの快適性を追求する傾向が多かったが、着心地よりも機能性を重視し、身体を締め付けて水中の安定を得る方向へ路線変更した。その結果、着用に30分近くもかかるという従来では考えられない着圧の強い競泳水着が出来上がった。「LZR RACER」は「FS PRO」をベースに水の抵抗を軽減するポリウレタン製のパネルを各所に張り付けた改良版モデルだった。

当時、世界記録が連発される状況に日本の大手マスメディアは敏感に反応した。「speedo」の布帛水着と対比し、ニット主体の水着を開発していた国内メーカーに繰り返し見解を求めた。北京オリンピックを目前に控えていた日本代表選手に対しても、どこのメーカーの水着が着たいかといった質問を熱心に聞いていた。世間の注目が集まり過ぎ、また冷静な議論が難しくなる中、日本水泳連盟は特例措置として例年、ミズノ、アシックス、デサントの3社から水着を選ぶよう定めていた着用規定を取り払い、「speedo」の着用も許可した。

現在、前述の「LZR RACER」のようなパネルの貼り付けは認められていない。結果的に北京オリンピックを対象にした時限ルールになってしまった。FINAとspeedo社の関係が適正かどうか(つまり新モデルの承認に手心を加えられたかもしれないという可能性)という意見もあったが、ビジネスの観点から見る限り、「speedo」の一人勝ちという様相を呈していた。

それから3年余りが経過した2011年晩秋。各社の競泳水着の新モデルがお披露目された。今回の開発・差別化の焦点は、2008年の布帛騒動とは異なり、スイマーがいかに効率良く泳げるかと言う“機動性の向上”に関心が移っている。国内3社(ミズノ、アシックス、デサント)は布帛素材を主体にした水着を開発した。「speedo」はニットと布帛を組み合わせた水着を開発した。

切り替えで着圧を調整

ミズノの「ミズノ GX」
ミズノは来年1月から、競泳水着の新モデル「ミズノ GX」シリーズを発売する。スイマーの好みに合わせ3つのタイプを開発した。素材は軽量の布帛。水中での姿勢が安定するよう骨盤や腹筋をサポートする機能を持つ。厚みや伸縮性が異なる3種類の布帛素材を組み合わせた。熟練度や目指す泳ぎ方に合わせてタイプを選択することができる(11月28日配信のレポートを参照 http://app.apparel-mag.com/sbm/article/a11112801 )。切り替えで3種類の布帛素材を使い分け、より泳ぎやすい機能性を付加した点が特徴だ。上代価格は女性モデルが3万450円、男性モデルが1万9950円(いずれも税込み)。素材の原料はナイロンとポリウレタンを使用した。色はブラック。発売から1年間の販売目標は1万5000枚を計画している。

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